株式会社愛誠会は東京・埼玉・千葉・山梨・静岡と幅広いエリアで
認知症ケアを専門的に行うグループホームを運営しております。
今後の予測で10数年後には6~7人に一人が
認知症・認知症予備群という報告もあり、
多くの人が認知症状のある方と関わる機会が
今後出てくる可能性があります。
今現在も、施設入居を検討されているご家族様、
友人や近所の方がもしかしたら認知症かも?と感じており
施設入居について考えておられる方もいらっしゃると思います。
今回は主にご家族様の施設入居を検討していて迷っている方向けに
ブログを書きたいと思います。

【施設入居を検討されている方々の悩みどころ】
入居を検討されている方の多くが悩むことは、
ご両親や知人の方などほとんどの方が住み慣れた自宅から
離れたくないと考えているので、その気持ちと違う
施設入居という方向に進まなくてはいけないという事、
また自分を育ててくれた両親を施設に入居させるということに
後ろめたさがあるということではないでしょうか。

【施設に入居された方の経過の実例】
施設に入居した当初は経験上、半数以上の方が「帰ります」と話します。
やはり普段と違う場所でご入居直後は、
費用の心配・泊まるという認識がない・自宅が気になる・家族が気になる、
こういった当たり前の心配事を皆さん抱えています。
その不安を解消する為に納得できる施設で過ごす理由を私たちは探す必要があり
さらに、安心して過ごせる場所という認識を持って頂けるように
関わる必要があります。

さらに、施設での人との関わりや家事動作などを通して役割がある事で
自然と徐々に馴染んでくる方がほとんどです。
ここ最近入居された方も当初は「帰らないと」と毎日話していましたが
1か月を経過した頃から「たまに様子を見に行かないと」という発言に変わり、
現在では買い物から帰ってきたときに
「ただいま」と挨拶してくれる様になりました。
別の方も一人暮らしで食事をほとんど食べず、
半年間お風呂に入らなかった方がおりましたが今ではほとんど完食し、
会話も笑顔も増え、お風呂にも入れるようになりました。

【人は人と関わる事で動ける】
極端な例ですが、もし私たちが1日中誰にも会わず、
1日中なにもしなくて良いという生活を送って良いとなったら
どうなるでしょうか。
化粧はせず、髭はそらず、衣服も気にせず、
好きな時に寝て起き、スマホを見続ける。
こういう生活を継続していると脳は徐々に衰え体の動きも低下していきます。
人は人と関わる事で頭を動かし、体を動かすのだと思います。
施設に入居すると周りに仲間がいるので、良い刺激になり
そこで役割や活動、必要なケアを受ける事でご本人の力が回復して元気を
取り戻す姿を何度も見てきました。

以上の内容、参考になればと思います。
施設入居に至るまでには葛藤がある事と思います。
この文章だけでなく、実際お越し頂き見て貰う事で
より一層生活がイメージしやすくなると思いますので
いつでも見学お待ちしております!
はなまるホーム草加松原 有村 雄祐
グループホーム
はなまるホーム草加松原