日常の風景

現状からのスタート

2020年5月20日

はなまるホーム十条

はなまるホーム十条、施設長の有村です。
十条は東京都北区の高台にあるグループホームです。
現在18名の方がご入居されていらっしゃいます。

笑顔のご利用者さま

2019年12月31日に国内で初めて新型コロナウイルスの話題が
ニュースにとりあげられました。
それから4ヶ月が過ぎ、世界中で生活ががらりと変化しました。

当然、はなまるホーム十条も対応に追われました。
今までは当たり前のように散歩に出かけ、スーパーで買い物をするなど
施設外の活動も多かったのですが、現在は外に出るとしても玄関先まで、
面会制限も行っています。

タイトルをみて「なんだろう?」と疑問を持たれた方も多いかと思います。
「現状からのスタート」、ということで
今の私の気持ちについて書かせていただきました。

新型コロナウイルスの影響は大きいものですが、
現状を憂いて立ち止まっていては、いけない。
ご利用者さまの人生を背負っている介護職として
今できるケアを実践していかなければと考えています。

我々が前向きに、今ある現状から何が出来るのかを考え行動することで
ご利用者さまの生活が豊かになっていくのではないでしょうか。

先日、「玄関でご利用者さまとシャボン玉をしてみてはどうでしょう?」と
スタッフが提案してくれました。
実際に行ってみると、皆さん幼少のころを思い出したのか、
いつもと違った笑顔がみられました。

柏餅を召し上がるご利用者さま
パンをトレーに載せている図

室内では、柏餅を作ってみたり、パンをたくさん購入し、
好きな物を選んでもらったり、災害に備えて購入していたカップラーメンを
食べてみたり、そんな風に工夫することで
この状況でもたくさんの笑顔に触れることができました。

これからも皆さんの笑顔の為に、人間らしい生活が送れる様に
試行錯誤しながら、施設を運営していきたいと思います。

はなまるホーム十条