こんにちは。はなまるライフ草加松原です。
今回は、なぜ医療と介護の連携がこれほどまでに重視されているのか、その理由と具体的なメリット、
そして現場が抱えている課題を、出来る限りリアルにお伝えさせていただければと思います。
「親の退院が決まったけれど、自宅で体調が急変したらどうしよう…」
このような不安を抱えるご家族は少なくありません。高齢になり、病気や認知症を抱えながらも
自宅で安心して暮らすためには、病院の先生や看護師(医療)と、ケアマネジャーや介護士が
手を取り合う「医療・介護の連携」がとても重要になります。
1.なぜ医療と介護の連携が必要なのか?
結論から言うと、高齢者の生活には「治療」と「生活支援」の両方が同時に必要だからです。
これまでは、病気になったら「病院(医療)」、動けなくなったら「施設や在宅(介護)」と
役割が明確に分かれがちでした。
しかし、慢性期(状態が安定している時期)の病気を抱える高齢者の場合、
医療だけで生活を支えることはできません。
また、介護だけでは体調の変化に対応できません。医療と介護が日常的に情報を共有し、
一つのチームとして動くことで、初めて高齢者の在宅生活が成り立ちます。
2.連携を阻む「現場の課題」とは?
重要性が叫ばれる一方で、現場ではまだいくつかの課題が残されています。
2-1.専門用語や文化の違い…
医療従事者(医師・看護師)と介護従事者(ケアマネジャー・介護福祉士)では、
使う言葉や仕事の優先順位が異なるため、意思疎通にズレが生じることがあります。
2-2.情報共有のインフラ不足…各々が忙しく電話やFAXでの連絡に頼っているため、
タイムリーな情報共有が難しいケースがある。
現在では、これらの課題を解決するために、ICT(電子カルテや専用チャットアプリ)を
活用した情報共有や、お互いの顔が見える多職種研修会などが全国の自治体で
活発に行われています。
医療と介護の連携は、国が進める「地域包括ケアシステム」の核となる取り組みです。
医療が「命」を救い、介護が「暮らし」を支える。この2つがしっかりと手を結ぶことで、
私たちは最後まで自分らしい場所で安心して過ごすことができます。
もし、ご家族の在宅介護や退院後の生活に不安がある場合は、
まずは地域の「地域包括支援センター」や担当の「ケアマネジャー」に相談してみると良いと思います。
